2025年8月6日、銚子電鉄 犬吠崖っぷちライン・笠上黒生(かさがみくろはえ)駅に、新たな愛称「ナウル共和国駅」が誕生しました。
太平洋南西部に位置する島国・ナウル共和国(面積約21平方キロメートル、人口約1万2000人)が、銚子電鉄初の海外自治体による駅ネーミングライツを取得。これに伴い、駅名標や構内の案内表示が「銚子電鉄ナウル共和国・笠上黒生」に変更されました。
今回のご縁は、X(旧Twitter)での偶然のやり取りから生まれました。
2025年7月、銚子電鉄が「予算が厳しいので社員が1時間で作りました」という開業102周年の広告をXに投稿。これに対し、ナウル共和国政府観光局(公式)アカウントが大阪万博ナウルパビリオンのPRを同じテイストで制作・投稿したことで交流がスタートしました。
この交流をきっかけに、今回の駅名愛称「ナウル共和国」の正式決定に至りました。
今後は、ユネスコにより、消滅危機言語に指定されているナウル語を使用した車内放送を実施予定(※車内放送については順次変更になります)。さらに駅舎内での「日本ナウル友好記念博物館」も計画しています。
今回、海外の国名が駅名に加わるという前例の少ない取り組みを実現することができました。銚子電鉄は、これからもユーモアと発想力で地域を盛り上げる鉄道であり続けます。
ぜひ、この夏は“パスポートのいらないナウル”こと笠上黒生駅へお越しください!