屏風ケ浦は、英国のドーバー海峡のホワイトクリフになぞらえて、『東洋のドーバー』と呼ばれる景勝地です。屏風ケ浦では、新第三紀鮮新世から第四紀更新世 に堆積した犬吠層群に属する名洗層、飯岡層と、香取層、関東ローム層が見られます。名洗の遊歩道からは、これらの地層が西に向かって緩く傾斜している、雄 大な景色を見ることができます。洗層と飯岡層は、西に緩く傾斜し、不整合で香取層に覆われます。名洗層は、主に凝灰質砂岩からなり、ところどころに白いスジのように見える火山灰層を挟み ます。その上位の飯岡層は、青灰色を帯びた泥質凝灰岩が主体であり、名洗層とは時間間隔をおかずにほぼ整合で接しています。
飯岡層は不透水層であるため、その上を覆う透水性の香取層を通過した水が、ところどころで湧水として観察されます(写真a)。銚子半島の洪積台地を削る谷地形は、この湧水による谷頭(こくとう)浸食により形成されたと考えられます。
営業時間 | |
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ホームページ |
http://www.choshi-geopark.jp/geo_area_byoubugaura.html
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住所 |
千葉県銚子市
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交通・アクセス |
お問い合わせ先 | 0479-24-8911(銚子市地域協働課 ジオパーク推進室) |
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