渡海神社

銚子の天然記念物 渡海神社の極相林

境内の空を埋め尽くすタブ林。その特徴的な枝を風に揺らす姿は、とても神秘的で心を落ち着かせてくれます。

祭神は綿津見大神(わだつみのおおかみ)で、猿田彦大神(さるたひこおおかみ)も併せて祀られています。渡海神社は709年(和銅2)に東海鎮護と銚子半 島の鎮めとして外川浦日和山(とかわうらひよりやま)に創設されました。しかし、後年津波で被害を受けた為、976年(貞元元)に現在の場所に移ったと言 われ、航海と漁業の守護神として、信仰を集めています。渡海神社は、1102年(康和4)に海神の怒りを鎮める為に、東大社(とうだいしゃ/香取郡東庄 町)・豊玉姫神社(とよたまひめじんじゃ/香取郡小見川町)・雷神社(いかづちじんじゃ/千葉県旭市)の三社が銚子の外川浜へと渡御(とぎょ)したことが 起源とされ、現在では20年に一度行われる神幸祭の際、外川浜への渡御の前日の宿泊社にもなっています。境内の鬱蒼とした森は極相林と呼ばれています。渡 海神社の極相林は、関東における典型的海岸林のタブ林で、他にトベラ・ツバキ・スダシイ等常緑広葉樹が数十種自生し、中層・下層には、ヤブニッケイ・ヤツ デ・アオキ・イボタ・マテバシイ・ヤブコウジ等が生え、極相林の一般的な型が認められます。この様な森林は300~400年の間、人手が加わらずに出来上 がった植物生態学上貴重な森で、県内でも少なく、千葉県の天然記念物に指定されています。

営業時間・料金

お問い合わせ 0479-22-2558

交通・アクセス

住所 千葉県銚子市高神西町2
交通・アクセス 銚子電鉄「外川駅」下車 徒歩15分

サービス・その他