メルヘン駅舎(各駅案内)

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犬吠埼灯台と犬吠駅


オランダ風車 銚子駅

銚子駅(大正12年7月5日開業)

東京駅から特急しおさい号で約2時間。総武本線の終点に位置し、銚子電鉄の起点。電車の発着は2番線の先端に専用ホームを有している。出改札業務はJR東日本へ委託している。平成3年8月竣工のオランダ風車を模した上屋がプラットホーム上に建ち、銚子観光の起点を印象づけている。

仲ノ町駅(大正12年7月5日開業)

本社事務所、車両検修場、保線区、電気区所在地であり、銚子電鉄の中枢。構内には日本一小さな電気機関車デキ3が留置されている。ヤマサ醤油の工場見学はこの駅下車が便利。

スイス登山鉄道風 観音駅

観音駅(大正12年7月5日開業)

開業当初は現在地より銚子駅寄りに位置していたが、大正14年に現在の位置に移転した。往時、観音駅周辺は板東二十七番目の札所として知られた飯沼観音の参拝客で賑わっていた。現在では、たい焼き屋のある駅として広く親しまれている。平成3年12月27日までにスイスの登山鉄道風の駅舎に改装し、スノーホワイトとパステルグリーンの調和のとれた色彩の駅となっている。近隣には、銚子市体育館、青少年文化会館、市営野球場、市立総合病院がある。飯沼観音への途中の円福寺の境内には、俳人古帳庵の「ほととぎす、銚子は国のとっぱずれ」の句碑がある。

本銚子駅(大正12年7月5日開業)

開業当時の銚子は、まだ市制が施行されておらず、この駅周辺を本銚子町と称していた。観音〜本銚子間の車窓からは、銚子の町並みや雄大な利根川の流れと対岸の茨城県波崎町、そして太平洋が一望できる。駅構内に架かる歩道橋上からの電車撮影は、鉄道雑誌や写真集に数多く発表されている。NHKのドラマ「澪つくし」では、沢口靖子演じるヒロインの「かおる」が通学に利用した駅としてテレビに登場した。

笠上黒生駅(大正12年7月5日開業)

銚子電鉄で唯一、電車が交換する中間駅。駅名は難読駅名の一つに数えられ「かさがみくろはえ」と読む。この駅が所在する笠上町と隣接する黒生町は、昭和の中頃まで「黒生瓦」といい、遠州、野州、三州と並び称され、日本有数の瓦の生産地であった。駅構内には変電所があり、300kWシリコン整流器1台でDC600ボルトを電車線に供給している。

西海鹿島駅(昭和45年3月1日開業)

笠上黒生駅と海鹿島駅の中間に位置するこの駅は、昭和45年に周辺の住宅増加に伴い地元住民から要望により開業した駅で、次の海鹿島駅までの距離は僅か0.4キロである。

海鹿島駅(大正12年7月5日開業)

この地には、明治・大正・昭和初期を通じて多くの文化人が逗留していた。現在では、当時の面影は薄いが各所に文学碑を見ることができる。銚子の生んだ文豪 国木田独歩の碑を始め、竹久夢路、小川芋銭、尾崎萼堂など、銚子ゆかりの文人達の文学碑の散策はこの駅下車が良い。また、この駅近くの海鹿島海岸は、夏には海水浴客で賑わう。明治30年頃までは、アシカが生息していたという。海鹿島「あしかじま」の地名の由来である。

白亜のアーチ 君ケ浜駅

君ケ浜駅(昭和6年6月21日開業)

君ケ浜は、犬吠埼の北側約1kmにわたって広がる白砂青松の美しい海岸で、関東舞子とも称されている。しおさい公園として整備され、家族連れから若いカップルの憩いの場となっている。この周辺は霧の発生することが多く、古くは霧が浜と称されていたことから時を経て君ケ浜と呼ばれるようになった。駅から海岸までの距離は約300mで、途中防砂林の中に造られた遊歩道の散策コースの入り口がある。駅は凱旋門を模した白亜のゲートが訪れる人の目を引いている。(白亜のゲートは平成19年2月に解体されました)

ポルトガル風 犬吠駅

犬吠駅(昭和10年8月14日開業)

犬吠埼は関東最東端にあって、そのシンボルである白亜の灯台を擁し、海上交通の要所であるとともに銚子観光の拠点である。付近には、水族館(犬吠埼マリンパーク)、地球の丸く見える丘展望館、巡礼の寺 満願寺等の観光施設のほか、ホテル・旅館などの宿泊施設がある。現在の犬吠駅は、昭和10年に「燈台前駅」として臨時に開設された。大正の開業時、現在地より外川駅寄りに最初の犬吠駅が設けられていたが、燈台前駅の開設により乗降客が減少し、昭和17年に廃止された。これにより、燈台前駅の駅名を「犬吠駅」と改名し、今日に至っている。平成2年には、イベント広場を有する近代的な駅に改築された。駅の中では、銚電名物「ぬれ煎餅」の製造販売をしている。

昔のままの終着駅 外川駅

外川駅(大正12年7月5日開業)

外川駅は終着駅である。そもそも銚子鉄道(銚子電鉄の前身)設立の目的は、犬吠埼への観光客輸送と、外川漁港で水揚げされた魚を運ぶことにあった。石畳と坂道が多く、眼下に太平洋を見下ろすように町並みが形成され、漁村らしい風情を今も残している。テレビなどに取り上げられることもあり、時折この地まで訪れる観光客も見受けられる。釣り船の基地としても知られる。また、付近の長崎・犬若の海岸は年間を通じで磯釣りの適地である。週末ともなると、太公望達が釣り竿を担いで訪れる。民宿も多い。
平成19年4月の日本経済新聞紙面上にて「訪れる価値のある駅10駅」、テレビ朝日系タモリ倶楽部「鉄道企画 三ツ星ステーション」に紹介されました。